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楽天的アジア人ライフログ。ときどき旅人。

新卒海外就職という選択②。

 

前の記事から続きます!

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それから何となく登録だけしていたWantedlyを使って、いわゆるベンチャー企業の採用情報を色々みた。

 

正直、わたしはバンコクに暮らしてみたかったんだけど、バンコクはやっぱり人気で、まだまだ新卒には狭き門かなという印象。(おそらく、シンガポールや香港も似たような感じだと思う。)

 

ベトナムやマレーシアも視野に入れると、数社かあって、スカイプで面談してみたり。

その時の私って、本当に働くっていうことに対して何のアイデアもなくて、とにかくこの国で暮らしたいです!だから働かせてくださいっていう感じだったから、仕事に対する方向性の無さ丸見え。

 

でも、この国で暮らしたいっていうのは、正直、海外就職の時の理由の一つにしてもいいと個人的には思う。

駐在で来ている人とは違って、その国に暮らしたいっていう気持ちがあるわけで。

海外で仕事して暮らすのは、誰でも出来ることじゃないし…

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ベトナムに拠点のあるベンチャー企業は、やっぱりIT系がほとんどかなっていう印象。アプリやシステム作ってるとかそういう感じ?わたしには未知の世界だったから、そういう技術を手にしていると、どこでもリモートで働けるのか…と感心した。

あとは、ベトナム語もう少し頑張ってたら、そういう企業と現地エンジニアとの間に入り込んで働けたのかなって、ベトナム語を捨てた大学2年の春を少し後悔した!

 

同時に、あ、これいいな!って思った瞬間でもあった。

自分が知っている国と国を文化的に結ぶブリッジになる。やっぱり“文化の翻訳者”だ、私がなりたいのは!と確信した。

“文化の翻訳者”なんて言ったら堅いけれど、人と人をしかも外国人と日本の潤滑油になれたらいいなって。

これは言語だけじゃなくて、その国での一般的な嗜好とか考え方を把握していると活かせるんじゃないかなと漠然と思いついた。

自分が大学時代に経験したり、見てきた多種多様な文化って、かなり武器にできるのかもしれない。

 

そのときベトナム政府がビザ要件を厳しくしたのもあって、新卒にはまた狭き門になった。

韓国じゃない、ベトナムじゃないって思ったら、やはりフィリピンしかない。(そういえば1年も暮らしたことがある)

 

フィリピンには正直、戻りたいとは思っていなかった。けれど “日本で働くよりは良いかな、知らない国じゃないし” という、これまた安易な発想。

でもこれが意外と重要で、海外に行っていたことがあるからって東南アジアで生活するのは、先進国で生活するのと、わけが違う。

これは別の記事を参考にしてみて!

 

 

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本当にラッキーで、このとき気になっていた業界で、しかも日系企業のマニラ支店で採用募集がかかっていて、即応募、面接そして内定とトントン拍子に物事が進んだ。

 

内定をもらったのが6月中旬、8月末にはマニラへ引っ越し、そして初出社。

 

結局、私の就活は2か月弱で終わり。つらいこともなしに、色々やっていたら終わった。これで良かったかな、なんていうのは時間が経たないと分からないだろうし。

 

自分を見つめる、とてもいい機会になったのは間違いなくて。

日本人の特性なのかもしれないけど、自分の良さとか強みを見つけるのって想像以上に難しい。自分では何でもないと思っていることも、人から見ると特別なものだったり。

もちろん弱さも一緒に見えてきて、そういう、意味のある就活の2か月だった。

 

ただ周りがやっているから、自分も、っていうのは、きっかけにはなるけれど、そのやっていることの内容が大切なのだろうし、自分の色を出せてるかなって、いつも何事に対しても思う。

 

新卒で海外行ったら、日本社会に戻れなくなるんじゃないの?って散々言われたり、ネットでみたりしたけど、早々と海外で働いてきた若い人たちを受け入れてくれない日本社会にも問題があるんじゃないかな。

今の日本社会では、若いうちから海外で経験積むと、いち早くグローバル人材になれるっていうことではないみたい。

 

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もっと新卒の就活にいろんな選択肢があって良いと思う。

わたしは、新卒海外就職をして良かった。

 

学校を卒業したら、生きるために働いて、多くを学んで、世の中を良くしていかないといけないと私は思っているんだけど、

人生で何にプライオリティを持たせたいのかということを、もう一度自分の心とよく相談して、

それを基準にして物事を決めたり、進行方向を自ら見つけだしていくことが重要だと思う。

 

たとえば、私は生活したい場所にこだわって、その地で生きていく方法を探したってことになる。

でも仕事が一番の人もいるし、家族を持つことが一番のひともいるだろうし、ただ、この2つが今は主流なだけ。(日本人って新しいものを受け入れることが下手だと思う。)

 

これから新卒海外就職っていうのが珍しいことじゃなくなったら良いなあ!

若いってだけで、割とタフだし、適応力、吸収力もあるし、若い人こそ海外に出て働くべきじゃないのかなと。

 

もし新卒海外就職しようか悩んでいるひとがいれば、張り切って背中を押したい!

合う合わないは人によりけりだけど、一度でも考えたなら、どうしても海外で暮らしたいなら、選択してみる価値は大いにあると思う。

 

新卒海外就職、フィリピン生活について相談したいことや、

気になることがあれば、こちらへ!

ちょっと、長くなったけれど。

 

唯.