就職先が決まる。引っ越す。
1ヶ月後、マニラへ引っ越します。
右も左も分からず、本当に手探りでの就職活動を通して"今まで何をしてきたのか、これからどうなっていきたいのか"そういうようなことをよく考えて、自分と合う企業や分野(=次の自分のステージとなるところ)を見つけていくイベントなのかなあと感じました。
自分のことって全然分かっていなくて、そんなよく分からないことを言葉にして誰かに、ましてや初対面の人に伝えることがものすごく難しかった。(ていうか全くできなくて、今でも結構引きずってる)
正直、「何がしたいの?」と聞かれても、「自分が幸せで世界も平和で幸せならそれでいいっす」という宗教の原点のような答えと「とりあえず働きたいです」という千と千○の神隠しの千尋的考えしか頭になくて、自分の働きを通してどんな風に自分がなっていくだとか、社会的活動や貢献を行なっていくかなんて考えられてなかった。
(実は今もノーアイデアに限りなく近くて、どんな仕事でもやってみよう!っていう好奇心とリスペクトできる素敵なひとたちと働きたい!という気持ちの先行)だから?面談や面接の回数だけを重ねて、小手先なことして何社も落とされた。
しばらくのあいだ描いてきた将来のこと、進学、生活、恋愛、ひとつひとつが、目の前で音を立てて崩れていった直後。
こんなどん底というような気分は初めてで、それでも、不思議と、投げ出したいとは思わなかった。どうにかしなきゃ、立て直さなきゃ。そんな気持ちのほうが、もっと強かった。
アルバイトする合間を縫って、どんどん面接や会社訪問を入れた。そうでもしなきゃ、ダメだ。他の人と同じような、一般的な、人生になりたくないと感じる一方で、心のどこかで“出遅れている”と思っていたんだと思う。
進学出来ずに、就職出来ずに、アルバイト生活というタイトルも自分では気に入っていなくて、ママからのプレッシャーもあった。
要するにじたばたしてた。
結果からみれば、この期間ってすごく短かったのだけれど、それでも、白髪も生えて肌荒れも半端じゃなくて生理も不順で、すごく苦しかった。
入社を決めたところは、以前になんとなく憧れていた企業であり業界で、何より、海外で生活したいと心底願っていたので(まさかマニラへ戻ることになるとは)ワクワク度はかなり高い。
応募した人がいなかったのか、わたしの過去のマニラ留学生活で心得た逞しさが売れたのかは微妙なところ…まあラッキーだと、それも実力だと前向きに捉えてます(笑)
もがいているままはイヤだったから。生温いかもしれないですが、現在の自分にはベストな選択であると思っているし、ひたすら新しい生活を楽しみにしています!
現在はアルバイトとして、主に"食"を通じ、様々な国籍、多様な文化に触れることのできる仕事しています。世界中からいらっしゃる方々とのお話に良い刺激を受け、自分の見える世界もどんどん広がっていくような日々。顔見知りのゲストも多くなり、そういう方々とお会いできなくなるのは、やはり、一番後ろ髪を引かれる。
外国人でいっぱいのレストラン。ひとつの小さな世界のようでした。
ひとりのホテルスタッフとして、あるいは日本人として、いかにゲストひとりひとり、東京での1日を快く過ごせるお手伝いができるか。固すぎないサービスを提供しつつ、ゲストにとって日本の友達のような気軽な存在でありたい。純粋に日本、東京、LAVAROCKを楽しんでほしい、そんな気持ちで常に働いていました。
たかがアルバイト、されどアルバイト。CYTでのたくさんの素敵な出会いに感謝しています❤️
素晴らしい出会いもあり刺激的で楽しい仕事でした。残りの勤務も自分なりの目標を達成できるよう努めます〜
唯.